コラム
Column
妊娠中の免疫力を上げる
漢方薬の中には、粘膜を強くする作用のある生薬「黄耆(オウギ)」があります。
当院では、3月に御妊娠された方が多数おられます。
4月以降も悩みながら移植を待っておられる又は移植された患者様が多数おられます。
当院といたしまして患者様の健康を守る為に体の体力を回復する漢方薬の服用を推奨しております。
体力を回復させる下記の処方の一例として、体を補う生薬として黄耆・白朮、邪気を追い出す生薬として防風を使います
上記の処方は
日本医事新報社のホームページに下記の先生方がレポートされた玉屏風散になります。
「新型コロナウィルス(COVID-19)に対する漢方の役割」の中に
2009年に流行した新型インフルエンザ
2003年に流行したSARS
の時に使用された玉屏風散の処方と同じになります。
渡辺賢治 (横浜薬科大学特別招聘教授)
金成俊 (横浜薬科大学教授)
柴山周乃 (第一薬科大学教授)
劉建平 (北京中医薬大学教授)
賈立群 (中日友好病院腫瘍内科主任)
金容奭 (慶熙大学教授)
顔宏融 (中国医薬大学中医学院副院長)
詳しくご覧になる場合は、下記のURLをクリックされると日本医事通信社のページに入ります。
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14426
このレポートでは、現在の病院では、「予防としての投与は認められていない」と言う点も注目したいと思います。
その事情を考えましても、薬店の果たせる役割が見えてきます。
免疫チェックをしてみましょう
衛気虚とは体のバリア機能が落ちているサインです。
●もち米、長いも、大和芋など
●にんじん、ピーマン、パプリカ、かぼちゃなどの緑黄色野菜
●しいたけ、マッシュルーム、えのき、しめじなどのきのこ類
●しょうが、玉ねぎ、ねぎ、みょうがなどの辛味野菜
●オレンジ、みかん、りんご、いちごなどの果物
●かつお、鶏肉、豚肉、卵など
また衛気を充実させ、免疫力を高めるために、適度の運動、
気温に合わせて衣服を調節することをお薦めします。
○冷たいものの摂りすぎ、煙草の吸いすぎ
○暴飲、暴食、偏食、少食
○遅寝、徹夜、過労などの不養生
○ストレス
○運動不足
漢方専門薬店としましては、以前から健康を守る予防薬として漢方薬を使ってまいりました。
この様な大変な時期にこそ
妊婦さんや不妊治療を頑張っておられる患者様に貢献できますように素早い対応をさせていただきたいと考えております。
特に妊娠中の方は、当院とskype登録を完了していただき、体調が少しでも悪くなれば(悪寒・鼻水・喉痛等)skypeを通じて迅速な対応をさせて頂いております。※ご希望の患者様にもskype登録させて頂いております。
参考:イスクラ産業ホームページ
日本医事新報社ホームページ