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インフルエンザと喘息

2023/02/09
コラム

今年は3年ぶりにインフルエンザが猛威を奮っております。

インフルエンザは、東洋医学的には寒に傷られる(かんにやぶられる)と書いて傷寒(しょうかん)と呼びます。

寒い季節に流行るのがよく分かりますね。

寒に傷られる事が意味するのは、寒さが激しく治癒した後、深い血流の滞り・体力の消耗が進む事を意味します。

上記の事からインフルエンザ罹患後は、早急に対応しないといけない事が想像に難しくないと思います。

インフルエンザと言えば、漢方薬では麻黄湯を処方される先生方も多いと思います。

麻黄湯は強力な悪寒を取り除く漢方薬になります。

体力に自信のない方はや小児は、麻黄湯よりも穏やかな葛根湯や元々冷え性をお持ちの方は、桂枝湯+藿香正気散、又は参蘇飲+藿香正気散に体力回復の漢方薬を合わせるのが良いと思います。

罹患中はなかなか漢方を相談できる先生を探す事が難しい場合もあります。普段お世話になっていないと、インフルエンザの時だけ診るのは実は結構難しいのです。

元々の体質を考えて、喉にくる方・熱にくる方・食欲が落ちてしまう方等様々な事を考えて、次の一手を考えて漢方薬を処方してくださる先生が漢方の上手な先生ですので、初めてでインフルエンザの相談を受けるのは難しく頭を悩ませます。当院では、一先ず体力回復を入れながら、様子を見てこまめに公式LINEに症状を送って頂き、症状が変わればその都度漢方薬を送る形を取っております。

罹患するのは、仕方がないにせよ

次の一手が重要です。

院長 足立